赤山健児の歌について

6期 小林 茂光

 旧制松江中学校の『赤山健児の歌』は、校歌・愛唱歌として歌われてきましたが、誕生してから今年で丁度100年目となります。含蓄に富んだ歌詞ですが、言葉が難解な上に歴史的な背景を知らなければ理解出来ません。そんな折、一期生の松原秀雄様が書かれた判りやすい解説書とも云える論文が存在することを知りました。早速著者のご了解が得られましたので、ホームページに掲載します。
 東京だんだん会でも愛唱歌として歌い継いで行きたいと思います。

松原秀雄著
赤山健児の歌について

 斉唱を聴きたいときは、下のボタンをクリックし、出て来た画面で下にスクロールして行くとプレヤーがあるので、スタートボタン(右向きの△)をクリックしてください。

   赤山健児の歌
作詞 西村房太郎
作曲 岩佐万次郎

 一、朝暾あさひただす双松の    天籟てんらい胸に光あり
    に砕くる三日月の   影に古雄の真をみる
   天地の精を身にしめて  正気せいきぶる壱百年

 二、瘴煙しょうえんむる椰子の下   月にうそぶゆうべあり
   氷雪とざす丘の上     北斗に吟ずるあしたあり
   万里の風に浪ちて   大鵬の翼ふるへよや

 三、嗚呼剛健と質実と    心のたてに執り持てば
   悪魔サタン征矢そやも身にたたず 高くかかぐる我旗の
   霊光迷路メーズの闇を射て   理想のさとを照らすなり

旧四、ぼっかいわんに浪立ちて    四億の民はかいを絶え
   興安こうあんれいに雲湧きて    東亜の危機は迫り来ぬ
   重き使命を背に負ひて  てや赤山健男児

新四、稜威みいつ輝く日の本の    国のいしずえさし固め
    洋平和を保つべき   使命を負へる我等なり
   責務つとめは重く身は軽し   てや赤山健男児

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